地質学の裏話(原子力政策の裏事情)

 原子力の立地条件は何と言っても原子力サイトが活断層上にないことである。そのため、第1次の広域調査においてサイトを中心として何と100Km圏内の活断層分布の抽出から始める。次第に調査範囲をサイト周辺域に絞り精度を高めていき、最後は、サイト周辺の活断層の有無を1本1本、トレンチ(掘削)により確認する。幅1mmの断層シーム(粘土)もその伸びを追っかけていくという、途方もない作業である。

 国の政策に何にでも反対する性質(タチ)が悪い団体がいる(あまり詳しく書けないが)。こういう団体が住民を巻き込んで反対運動を展開する。原子力でもダムでも住民の反対運動がよく報道されるが、影の団体があやつっている場合が多い。彼らの究極の目的はお金である。反対運動を展開しながら補償費の高騰に導き、自らの利も得る。やがて、住民の移転先には原子力御殿とかダム御殿と言われる屋敷が建設される。

 反対派の団体は学者とも連合する。反対派の学者は文献をもとに活断層が近くに存在すること、環境保護を御旗に原子力の立地の不適合性を強調する。推進する国や電力会社はそれに対抗するために、膨大な予算で活断層調査と環境アセスメントを展開する。その結果、とてつもない時間と費用をかけた高価な原子力が建設される。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

geotech

Author:geotech
geotechのブログへようこそ!

団塊の世代を突っ走った田舎侍の遠吠えです。聞いてやってください。実話から世評までもろもろですが、一貫して、辛口です。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
フリーエリア
blogram投票ボタン
フリーエリア
シニア・ナビ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR