風が運ぶしあわせの花





そういえば、玄関先にカラの植木鉢をひとつ置いていた。その鉢に1本の雑草が生えていた。

日照り続きの猛暑のあと、風台風が到来して数日後の朝のこと。

気にも留めずに放置してさらに数日後、鉢の雑草がムクムクと背を伸ばし、特徴的な細い葉を備えた立派な茎に成長していた。

よくみると茎の先端につぼみがある。そして明くる日、なんと黄色い花1輪が咲いた。



ケフナ




なんという名の花だろうと、フェイスブックに問いかけた。

間髪入れずに、お友だちのお花の先生から「ケフナでないかしら」と返答があった。

聞き慣れないこの名を早速調べたら、そのとおり「ケフナ」であった。


この「ケフナ」、アオイ科ハイビスカス属の一年草で別名をホワイトハイビスカスと呼ばれているそうな。

もともと西アフリカ原産と言われており、古くはエジプトのミイラの包帯にも使われた植物という。

皮の部分、芯の部分が全て紙の原料として利用できる最適な非木材資源とされているそう。

二酸化炭素の増加を抑えて土中の窒素やリンを吸収する環境浄化能力に優れた性質を有するという。


わが家に飛来した「ケフナ」は毎朝1輪、ハイビスカス風の黄色い花を開花し、夕方には閉じた。

そして明くる日、別の1輪が開花する。それを繰り返すこと2週間、ついに「ケフナ」の開花は終わった。


どこから飛んできたものかわからない。おそらく台風の風が運んできたものだろう。

それも、よりによって格好のカラの植木鉢に。

成長がすこぶる早く、惜しみなく1輪咲いては閉じる、その咲きっぷりは見事であった。

なんだか不思議な気がする。秋到来を知らせる台風の贈り物が教えてくれる。

「ケフナ」のように、強く、逞しく、真っ直ぐに、潔く生きなさいと。



スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

geotech

Author:geotech
geotechのブログへようこそ!

団塊の世代を突っ走った田舎侍の遠吠えです。聞いてやってください。実話から世評までもろもろですが、一貫して、辛口です。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
フリーエリア
blogram投票ボタン
フリーエリア
シニア・ナビ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR