季節の移ろい、歳の移ろい






 日が短くなったなぁと感じはじめて、幾日経ったろうか。思う間もなく冬至を迎え、これからは駆け足で年末に突入し、あっという間に年を越すことになる。

 年々歳々この時期を迎えるたびに、年の瀬の気ぜわしさをあまり感じなくなってきている。昔みたいに賀状を早くから準備しなくなった。いただいた方にだけ、心を込めて手書きの賀状を出すのも乙なものだ。形だけの賀状のやりとりはもう止めたい。正月には家族が集り賑やかになるが、万端の備えはしなくなった。普段着で迎えよう。その方が、迎える側も迎えられる側も気楽だろう。

 この歳になると、冬の情景も捨てたものではないと感じるようになった。爛漫の春も灼熱の夏も、それはそれで好きだが、セピア色のこの時期もいいなぁと思う。

 身包みを削ぎ落とされた冬木立は、私にとっては憐れみの象徴ではなく、屹立とし開き直りを感じる。木々の枝は寒々とした天に向かい、挑戦的である。舞い散る落ち葉も役割を終えて小躍りしている。

 これまでの人生、長い間、突走ってきた。あくまでも強気で、泣き言を言わず、前ばかり向いてきた。でも、そろそろ立ち止まってもいいかなと思う。時には弱音を見せてもいいかなと思う。しかし、信念を貫き挑戦する気概だけは持ち続けたい。

 年の瀬の情景を感慨深く眺め、人生の今後の生き方と重ねる私がここにいる。




  本年のブログはこれにて終了します。本年もおつきあいくださりありがとうございます。
 来年が皆さまにとって良い年であることを祈ります。


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No title

お久しぶりです
この時期、私も同じような感慨に耽っております。
今まで、深い寂寥感としか見ていなかった末枯れた木立を、天に向かった挑戦的な姿と見る視点に強い気概を感じました・・・
是非、ご自分の信念を貫き通してくださいませ・・・

Re: No title

Chisoku(知足)さま

お久しゅうございます。

> この時期、私も同じような感慨に耽っております。

そうでしたか。
年々歳々、この時季に感慨深いものがあります。

> 今まで、深い寂寥感としか見ていなかった末枯れた木立を、天に向かった挑戦的な姿と見る視点に強い気概を感じました・・・

負けまいとする自分を映しているのかも知れません。
ありがとうございます。
私はいつも読み逃げしています。

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団塊の世代を突っ走った田舎侍の遠吠えです。聞いてやってください。実話から世評までもろもろですが、一貫して、辛口です。

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