無駄の定義

 能力主義から始まって最近の事業仕分けまで、近年、「無駄」が悪人のように裁定されている。それでは、「無駄」というのは何をもって無駄というのか。一般的には、利益や効果・効率を伴わないもの。無意味なものを言う。

 しかし無駄のレベルは、費用対効果から無駄と判断されるものから全く無意味なものまでさまざまである。また無駄と考えられるものも、時代や人によって、場面や集団規模、状況によって無駄でない場合もあり、それどころか逆に効果的な場合もある。そこで、無駄を裁定する場合は裁定条件を明確にする必要がある。例えば国家的な事業仕分けにおいては、向こう3年間の国家財務バランスの観点から費用対効果として判定するとか。

 このように「無駄」自体、そもそも定義があやふやなわけですから、個人においては都合の良いように無駄かどうかを裁定すれば良いのではないかと思う。例えば、無駄使いかなと悩むとき、買わないで我慢するストレスと買って気晴らしできることを天秤にかける。そして、買わないで我慢したときは無駄なものを買わなくて良かったと安堵し、買って気晴らしをした場合はそれは無駄でなかったのだと納得する。


 無駄は基本的に必要である。ハンドルの遊びがなければ危険であるように、一定の無駄が効果を生む。無駄と思えることをいかに無駄ではないようにするか、そこが知恵の働かせどころである。無駄をもて遊ぶ、そのくらいの心のゆとりが欲しいものである。
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No title

無駄とは
人々の衣食住が豊かになる事に繋がらない言動・行動です。

Re: No title

hiroppi-no-iroiroさん、
はじめましてですか?
そうでなかったら、ごめんなさに。

随分古い題材へのコメントですね。

> 無駄とは
> 人々の衣食住が豊かになる事に繋がらない言動・行動です。

確かにそうかも知れませんね。

では、衣食住について「思案する」ことは無駄でしょうか。
その思案によって、結果的に本人にとって衣食住が豊かでない方向になったとしても、
無駄ではないこともありますよね。
衣食住について悩んで考えたという実績は、決して無駄ではないはずです。
結局は本人の考え方次第ではないでしょうか。

また、機会があったら、ご意見をお聞かせください。

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