理研の闇






 STAP問題はいよいよ佳境に入るどころか、闇の中に葬られようとしている。これまでの経緯を何度聞いてもわからない。というか、なぜ核心に迫らないのか、なぜこの問題を葬ろうとしているのか、その真意が読めない。

 そもそも本人は「改ざん」を認めている。その「改ざん」そのものが不正なのだと、当初は確かそう言っていたはずだが。その後、調査委員長はじめ多くの委員の論文にも「改ざん」の疑義が生じた。すると今度は、同じ「改ざん」にも許される「改ざん」と許されない「改ざん」があると言うではないか。白いマーカー線を入れればいいとか、少なくとも縮尺を勝手に変えて切り貼りしてはいけないとか。そんな説明が世間一般に通るはずがない。コピーペーストに変わりなく、「改ざん」は「改ざん」である。

 「改ざん」の疑義がある身内の調査委員会が、「改ざん」の不正があるとして彼女を糾弾する。そのこと自体が納得できない。そして彼女が外部の調査委員会による再調査を要望したところ、同じ委員会によって問答無用、「再調査の必要なし」と切り捨てる。そして彼女を処罰する方向を打ち出している。まるで泥棒が泥棒を裁き、お前の盗みは泥棒の風上にも置けないと言っているようなものである。これは中国共産党の話ではない。日本の科学技術のトップレベルの話である。

 最近のやりとりを聞いていると、「悪意」、「失念」、「故意」という法律用語だけが飛び交い、科学の話がいつの間にか法律論の言葉遊びに摩り替えられている。問題の核心は何か。「改ざん」という表現方法の不正があったとしても、実際にSTAP細胞なるものが存在するのか否かではないのか。だったら、彼女を含めて検証実験をすれば済むことである。その検証実験のチームから彼女を除外するという。そしてレシピだけは聞き取るという。そんな虫のいい話があるか!

 どうみても、いい大人が寄ってたかって小娘を苛めているとしか映らない。もし相手が彼女ではなく、理研の委員のおばさんやおじさんだったら、あそこまでやるだろうか。やらないだろう。そこに闇の糸口がある。隠された闇がこれから解き明かされていくであろう。例えば、彼女を取り巻くスキャンダラスな問題を理研が抱えていると仮定すれば、これまでの理研の言動のすべてが理解できる。





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No title

子羊が
オオカミの群れに
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世界が呆れる
小保方劇場

Re: No title

rippleさん
こんにちは。

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団塊の世代を突っ走った田舎侍の遠吠えです。聞いてやってください。実話から世評までもろもろですが、一貫して、辛口です。

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