談合列島(プロポーザル方式)

 指名競争入札に代わって、最近ではプロポーザル方式なるものが多くなってきている。ある仕事に対して、何社か(通常は10社程度)指名し、各々の会社に、自分の会社だったら、このような着目点でこのようなやり方で行うというプロポーザル(企画書、通常「プロポ」という)を提出させる。つまり、技術力を競争させようというもので、建築の世界のコンペに相当する。

 このプロポーザル方式の趣旨自体は非常に良いものであるが、そもそもどの業者からも受け付けるのではなく業者を指名すること自体に問題がある。さらに、真剣勝負かと思いきや、発注者には意中の社があって、デキレースのことが多い。つまり、談合撤退の旗印のもとに、手を代え品を代えて官製談合が息づいているのである。

 プロポの指名を受けた中央大手コンサルが、こともあろうに、片田舎のこの零細企業に助けを請うことがある。それも同じ仕事で複数社から来ることも。さすがに、同じ内容のプロポは出せないので、最初に依頼された1社以外は、手が空かないと断る。かくして、プロポの仕事は指名した業者ではなく、専門的な零細企業に流れるのである。この現象はどうしたものか。大手の技術力が低下してきているのか、それとも技術力が分散しているとみるべきか。ともかく、プロポーザル方式に代わっても官製談合は歴然として存在する。

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