私のふる里は・・・・(1)


突然に。中原中也に会いたくて家を出た。
向かうは、私のふる里、山口へ。

中原中也誕生の地に降り立つが、
「中原中也記念館」は正月休みで閉館していた。残念!
ひとしきり、中也の足跡に思いを馳せる。

中原中也



中也、人生最後の4年間に有名な「帰郷」など27編の詩を発表した。しかし、同人たちとは疎遠であった。

これが私のふる里


あるときの日記にはこう書かれていた。「詩人たちに会うことはまっぴらだ。今夜、四季の会に出なかったことだけでも相当な得のやうに思はれる」と。

その結果、彼を馬鹿呼ばわり、駄詩人などとする、辛辣(しんらつ)な詩人評を目にするのである。

その中也が珍しく会合に現われたときのことを、室生犀星は「ピカッと光る何かが部屋に投げ込まれたような気持ちがした」と語ったそうである。

確かに、中也は尋常ではない。異分子であり、異端児である。

なぜ、私はそんな中也が好きなのか。

今の時代、頼るべきものは国家でも社会でもない。個人の知識と経験を礎とした、しっかりとした考え方である。その上での判断と行動であると確信する。

決して群れることがない、徹底した孤高の詩人に、
ある意味、同郷の念とともに、敬意を表するのである。


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孤高の詩人

geotechさん  新年おめでとうございます。
 中原中也記念館が閉館で残念でしたね。
孤高の詩人 中原中也は耳にしていましたが、断片的にしか
彼の詩は読んだ事はありませんが、何か心引かれる詩人でした。
人に迎合できない、孤独な面があったのですね。
きっとそれだけ純粋な人だったのでしょうね。

No title

今年も宜しくお願い致します。

中也は山口の人でしたね~
帰郷など、懐かしい詩です。
私も中也さんは大好きだった時期が有り、詩集も持っています。
最近はとんと読みませんが、天才肌ですね。

若くしてこの世を去りましたが、長く生きて、この世をもっともっと見たら、一体、どんな詩を書いたでしょうか・・・・

Re: 孤高の詩人

レチチアさん、こんばんは。

本年もよろしくお願いします。

> 人に迎合できない、孤独な面があったのですね。
> きっとそれだけ純粋な人だったのでしょうね。

人に迎合しないのは私と同じですが、
中也は純粋であり、私は不純です(残念!)。

Re: No title

ミルフィーユさん、
こんばんは。

> 今年も宜しくお願い致します。

こちらこそ、よろしくお願いします。

> 帰郷など、懐かしい詩です。

山口市内の温泉場には中也の帰郷の詩が
飾ってあります。

> 私も中也さんは大好きだった時期が有り、詩集も持っています。

そうなんですか?
東京の息子も詩集を持っているそうです。
そんな面をもっていたのか、驚かされました。

> 最近はとんと読みませんが、天才肌ですね。

あまり天才すぎて、内容がよくわからないものが多いです。

> 若くしてこの世を去りましたが、・・・・・

酒飲みだけは私と似てます。
肺が弱いのも似てます。
似てるのはそれだけです。



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