芸術の秋


 秋といえば、各地で美術館の催し、文化祭、講演会など、たけなわである。ネットで隈なく情報を共有できる現代とはいえ、絵画を直に見たり、著名な方の話を直に聴講するのは、ネットや文字、映像によって得られる情報とは全く性質を異にする。こと地方に住んでいると、そのチャンスは都会に比べて少ないので、見逃すことができない。

 ということで、昨日はマツダ財団講演会を聞きに行った。今年で第30回であり、これまでノーベル賞受賞者など、その時々に名を馳せた著名人が講演してきた。今年の講師は姜尚中(カン・サンジュン)さんである。彼の講演を是非、聞いてみたいとの思いは、テレビなどで歯に衣着せぬ論評の内容に興味がある反面、彼が韓国籍であること、さらに彼に対しては「在日の耐えられない軽さ」などとの批判もあることなどである。彼に対する批判についてはまた別の機会に紹介しよう。


カンサンジュ



 講演会場は平和公園内にある広島国際会議場である。ついでに平和記念碑や原爆ドームを拝むことにした。

講演会場

平和公園


 講演の演題は「『悩む力』とこれからの日本」である。その内容の要旨はこのようである。自然災害や混迷する経済・政治を含めて、人知によっていかようにもならない時代になってきている。こうした時代はしばらく続き、人はこれを受け入れざるを得ない。しかし個人の力ではどうにもならない。そこで悩む。この不確実な世でどのように生きればよいのか。その答えは姜氏自身もわからないと言う。しかし言えるのは、今を生きる、この瞬間に全力を尽くすことしかないのではと。安定しない不確実なことを前提として個として生きるすべをもつことが大切であると。

 震災後、私なりに今後の生き方をいろいろと模索してきたが、今回の講演内容は参考にしたいと思う。
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