私の恋愛論(三)


第三章【クサレ縁】 

 いつも堅い話題が多い私が恋愛論を始めるものですから、ある読者さんから「何を血迷って」と言われる始末です。確かにこの暑さで少々、乱心しているきらいがありますが、もう少しの辛抱です。お付き合いください。

 女は概ねスロースターターである。しかし、だからといって「あせり」は禁物である。この時点で女にとって最も大切なことは「安心感」である。安心感の担保のもとに、押したり引いたりするのが賢明である。ほのかな蝋燭の炎が消えないように手を添える。火が強まると、そっと息をかけて炎を揺らしてやる。そうすることによって、炎は辛抱強い確実な灯火となる。

 女の気持ちの中に確実な火が灯ると、今度は、女は恐いくらいに燃え狂う。廻りが見えなくなる。相手の男のことしか見えなくなる。時間かまわず電話やメールをしてくるようになる。相手のすべてを欲するようになる。独占欲が強まる。もうこうなっては手に負えなくなる。原発と同じくらいに恐い。

 こうなると、男は逆に怯(ひる)み、慄(おのの)く。そして、後悔する。そのうち、煩わしく感じる。女から逃げようとする。ここできっぱり手を引いて逃げることができれば男の鑑(かがみ)である。しかし、大抵の男は曖昧に去ろうとする。そこに男の弱さと優柔不断さがある。

 曖昧さを残すが故に、坩堝(るつぼ)に落ちる。こうして、別れようにも別れることのできない男女の「クサレ縁」というものが形成される。このクサレ縁の中で、その時々の男の優柔不断な態度が女によって語り草としていつまでも語られるのだ。

 「クサレ縁」は所詮、「腐れ縁」であり、一端、離れてもまた引っ付く。そんな環境下において、およそ良い仕事などできるはずがない。男は自身の努力や能力を棚に上げて、「あげまん」に出会わなかったことを後悔する。しかし、時、すでに遅しなのだ。
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おはようございま~す!

次が楽しみになって、さっそくお邪魔しますね^^

そうそう、女はスロースターターです、確かに。
ベッドの中でも、男はせっかちで、すぐに燃えつきます。
女は自分からは火をつけずにつけてもらうのを待ちます。
火がぼうぼうと燃えて、あとがくすぶります^^

燃え狂った女は原発?
嫉妬した男はミサイル?

Re: おはようございま~す!

おしゃれな猫さん、おはようございます。

もしかして、iPad持参でご出勤でしょうか?

> ベッドの中でも、男はせっかちで、すぐに燃えつきます。
> 女は自分からは火をつけずにつけてもらうのを待ちます。
> 火がぼうぼうと燃えて、あとがくすぶります^^

いや~、熟女の過激な言葉に
発情しそうです。

> 燃え狂った女は原発?
> 嫉妬した男はミサイル?

アッハッハ、「ミサイル」とは、これ、いただきです。
同じミサイルでも「テポドン」クラスだったらまだしも、
私なんか射程距離が短いミサイルなので。(ゴリゴリ)

No title

この章でようやくわかりました。

これはgeotechさんの苦い経験から得た教訓
ですね。

>廻りが見えなくなる。相手の男のことしか見えなくなる。時間かまわず電話やメールをしてくるようになる

でもこれって逆もありなのでは。。。。?

Re: No title

maiさん、こんにちは。

毎日蒸しますね。

> これはgeotechさんの苦い経験から得た教訓
> ですね。

ピンポーン!
正解です。

> でもこれって逆もありなのでは。。。。?

逆だったら、男は完全に無視されるか、
訴えられます。


腐れ縁

第三章に来て、ようやく、経験を語っていらっしゃる・・・・・・らしい。

恋とは古来、相手の魂を乞う、ことと捉えられていたそうです。

存在そのもの、以上に相手の魂が欲しい・・・・・・・

怖いですね、恋は。

そして、恋は落ちるものなんですね。

気付いた時には、すでに崖から落ちている。

男と女の本能の違い、追うものと、追われるもの。

放射能みたいに、相手の気持ちを数字にして測れる、測定器でもあれ

ば便利なのに・・・・・・あ、いや、つまらないですね。

Re: 腐れ縁

ミルフィーユさん、おはようございます。

> 第三章に来て、ようやく、経験を語っていらっしゃる・・・・・・らしい。

はい。どうもそうらしいです。(書いていて)

> 怖いですね、恋は。

恐いですよ~

> そして、恋は落ちるものなんですね。

落ちるというのはこんなことかと。

> 気付いた時には、すでに崖から落ちている。

相手を落としたと思ったら、気が付けば自分が落ちてた。

不思議ですね。理屈じゃないことだけは「間違いない!」
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団塊の世代を突っ走った田舎侍の遠吠えです。聞いてやってください。実話から世評までもろもろですが、一貫して、辛口です。

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