震災離婚

 あれほどの非日常を経験すれば、人間の価値観や人生観も変わろうというものだ。ましてや、最も身近な人間関係においてもである。震災により改めて一人身の孤独感を味わい、誰かにすがって生きていきたいと思う気持ちは自然である。その結果、「震災結婚」が増えたという。「絹の靴下」でお馴染み、我らと同世代の熟女・夏木マリが震災を契機に結婚したのは象徴的である。

 その一方で今、「震災離婚」なるものも増加しているという。震災によって改めて夫婦の価値観や人生観を確認することになり、その違いを思い知らされることになる。かかる緊急事態になると、男性と女性で考え方の本質的な違いが明確になる。概して女性は利己的であり、家族の健康や環境を第一義的に死守する。一方、男性はどちらかというと社会的な立場や仕事を重要視する。

 例えば、女性は放射能汚染や地下水汚染から我が子を守ろうと疎開を希望する。片や男性は、それでは俺の仕事はどうなるのかと猛反発する。東北の両親を迎え入れようと女性が提案する。男性にしてみれば、自分の両親も迎え入れてないのに、そこまでするのはと反対する。節電や節約が求められているので、男性はせっせとそれに励む。しかし女性は、そこまでしなくても、我が家だけそうしてもと嫌がる。あげればきりがない。

 そういう男女の考えかたの違いと同時に、緊急時に相手の本性が見え、それが破綻の原因になる場合もある。広島では珍しい震度4の揺れがあった芸予地震のとき、私は一目散にひとりでトイレに逃げ込んだ。揺れが収まったとき、自分の部屋にいた同居人から、あなたの本性がみえたと罵倒された。自分の身は自分で守らなきゃ~と、ごまかし笑顔で防災の基本理念を唱えた。

 「震災離婚」に限らず離婚にはエネルギーがいるものであり、この年になると面倒だし負担である。それを避けるためには、まず「謝る」(自分が悪いと思ってなくても、とりあえず頭を下げれば済むことである)。次に、「耳を傾ける」(間違っても自分の意見を言わない)。そして、「いたわる」(その気持ちがなくてもここは我慢して)である。
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プーッ ゴメン!!

すいません、笑っちゃいました。

No title

きよしさま。こんにちは♪

あはは~~!!今日の記事はミー子にもよく分かるわ。

>芸予地震のとき、私は一目散にひとりでトイレに逃げ込んだ。
揺れが収まったとき、自分の部屋にいた同居人から、
あなたの本性がみえたと罵倒された

きゃはは・・・あかんぜよ~そりゃ!命掛かったら本性丸出しかな?
淡路阪神大震災後の離婚の原因の一つもそれだったような(@@;)

ちなみに、超怖がり、パニくり名人ミー子はタマタマあの時一緒の
部屋に主人と居ました。とっさに主人に抱きついたよ(爆)
それがタマラン可愛かったらしいけどね。男ってそうなん??
頼られたら木に登る動物なのね!?
ミー子はただ、ただ怖かっただけなんだけどね(笑)

Re: プーッ ゴメン!!

dorucasuさん、こんばんは。

> すいません、笑っちゃいました。

笑っていただいてありがとう。
普段の行動です。

No title

同居人をあんまり愛していないのかしらん?

Re: No title

しあわせさん、おはようございます。

> 同居人をあんまり愛していないのかしらん?

ふ~む、難しい質問。
愛していないといえば嘘になるし、
ほんとうに愛しているのかといえばハイとも言えない。
不届き者です。

No title

Geotechさん、正直でいいわぁ~ ブログであれ、なかなかここまで言い切れませんもの・・・・

Re: No title

トパーズさん、こんにちは。

> Geotechさん、正直でいいわぁ~ ブログであれ、なかなかここまで言い切れませんもの・・・・

アハハハ、同居人にだけはブログはマル秘にしてます。

以前に懲りたことがありますので。
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