連休顛末記

 3日以上の連休があれば、1日は一人が自由に過ごしたい。1日は友達とガヤガヤしたい。そして残りは家族と過ごすのも良い。こんな身勝手な連休の過ごし方を理想としてきたけれど、現実はそういうわけにはいかない。どういう訳か、息子も娘も毎年、きっちりと帰ってくる。帰ってくるという者を拒む訳にもいかず、結局は、盆、正月、5月の連休ともどこにもいけず、籠の中の鳥ならぬ監獄の身となる。こんな風にぼやいていたら、「いいわね、いつまでも独身気分の人は」と、同居人から皮肉のため口を叩かれる。

 とくに今年は大型連休である。そんなに長く休みたい訳ではないが、仕事がないから仕方なく休まざるを得ない。今年の5月の連休も、家族が集まる。息子が東京から帰る。広島市内に住む娘が帰る。娘は一昨年結婚したが、イタリアンショフの旦那は、連休が稼ぎ時とあって一緒ではない。代わりに今年は初孫のおまけつきである。ということで、元の家族4人に孫を加えた5人家族の長い長い連休生活となった。

 家族が揃えば賑やかで楽しい。しかし、それなりに気を使うし疲れる。食事のこと、部屋割り、寝具、小物、洗濯、掃除と、非日常的な生活が突如として開始する。それに加えて、今回は1歳と2ケ月の孫娘の登場である。スタスタと部屋中を歩き廻る彼女に怪我があってはと後を追う。離乳食の準備や食器の消毒、オムツの準備、抱っこにオンブと、娘である母親の素知らぬ顔を横目に忙しいことこの上ない。

 私の同居人はこんなイベントのとき、張り切りすぎて、後で病気になることが多い。最近も帯状疱疹になったばかりだ。だから、同居人の監視も私の任務となる。3度3度の食事のメニューを事前に考えて準備したり(朝食は私の担当です)、ともかく何でも完璧にやろうとする典型的なA型人間なので、後から疲れが出る。私のようにどうにかなるといった、器用さといい加減さを持ち合わせていない。

 とくに、息子に対する母親である同居人の配慮は、それはそれはすごいものである。若いツバメに接するかのように、献身的に振舞うのである。その気持ちの幾ばくかを私に傾注してくれさえしていたら、もっと良好で適切な関係が築けたのにと思う。

 娘に対する同居人の態度は息子に対するものとは明らかに違う。あれほど肩が痛いと言っていた同居人であるが、孫がいる間、抱っこしてもオンブしても痛がらないから、いい加減なものである。孫かわいさに孫のいうとおりに何でもしてやるから、時々、娘から厳しい指導を受ける。そんなこと勝手にさせないで!とか、言い方が厳しい。その不満を私にぶつけるから、たまったものでない。恐らく嫁ぎ先の母親にはそんなことは言えないだろうから、ほんとの親子の間ならではの甘えだと諭す。

 そんなこんなで大型連休も過ぎて、みな帰って行った。今は脱力感と解放感に浸されている。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

うんうん(^-^)

お盆にお正月と里帰りをしていた娘時代。

実家にくれば現実に不満がなくても、心が癒されたな~

娘時代を思い出させてくれてありがとうです(^-^)

おつかれさま!

そうですね、家族がひとつに家に集まるというのは、
嬉しい反面あとで疲れがどっと出ますね。
家族言えども気持ちの反故もあったり。
わかりますよ~~
明日からの仕事のなかでリフレッシュしてくださいまし。

Re: うんうん(^-^)

桜さん、おはようございます。

コメント、ありがとう。

> 実家にくれば現実に不満がなくても、心が癒されたな~

そうですか。娘は癒されてるんですね。

近いこともあって、再々、来ます。

桜さんは、お子さん、お孫さんはいるのかな。

あ、それと、最近シニアに入会された「桜」さんですよね。

Re: おつかれさま!

しあわせさがしさん、おはようございます。

> 嬉しい反面あとで疲れがどっと出ますね。

そ~なんです。
長~い長~い休みでした。
仕事の方がよっぽど楽です。
すると、同居人から、「すぐ仕事に逃げる」と言われます(笑)。
プロフィール

geotech

Author:geotech
geotechのブログへようこそ!

団塊の世代を突っ走った田舎侍の遠吠えです。聞いてやってください。実話から世評までもろもろですが、一貫して、辛口です。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
フリーエリア
blogram投票ボタン
フリーエリア
シニア・ナビ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR