9.11の終焉となるのか

 オサマ・ビンラディンが米特殊部隊によって殺害された。知ってのとおり、彼は9.11事件を首謀し3,000人近い人命を奪った大量殺人の容疑者である。欧州各国が「偉大な成功」とたたえる。「すべての民主主義の勝利」とも称賛する。グランド・ゼロでは拍手喝采の群衆で沸く。しかし、果たしてこれで無差別テロの終焉となるのか。

 そもそも9.11事件はなぜ起きたのか。それは大国のエゴに対する憤りであったはずである。にもかかわらず、米国は大義のない戦争を繰り返してきた。アフガン、イラクでの米兵の死者6,000人という犠牲を払ってまでもである。欧州も日本も米国の戦争に追随し、支援してきたのである。

 ビンラディンこのたびの殺害についてサウジアラビアをはじめとする中東各国は沈黙する。それはなぜか。大国のエゴに対する憤りという意味で、ビンラディンの思想と共鳴する部分があるからではないか。暴力に対して暴力で制することへの反発ではないのか。これでイスラム過激派の病の根本をほんとうに絶つことになるのか。非常に疑問である。

 無差別テロの根源は貧困と差別にある。ビンラディン亡き今、富の分配と人間の尊厳について、世界が今一度、話合う必要があろう。
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