「なぜ」

 「人間は考える葦である」とは、確かパスカルの言葉であったと記憶している。そして、「考える」という行為の中で最も原点となるのが「なぜ」という言葉であろう。人間は「なぜ」と問う唯一の生き物である。「どうやって」を問うだけでは人間ではない。

 人間は赤子から少し成長すると、「お母さん、どうして○○は○○なの?」を連発する。それは、人間として最初についた知恵の証でもある。人間としての原点ともいえるこの「なぜ」という言葉。いつしか我々大人たちは口にしなくなってきている。

 大人の我々は現実を現実として受け止め、現実を当たり前の常識と誤認し、「だから仕方ないのだ」と諦めていないだろうか。「仕方ない」の前に「なぜ」と、なぜ疑わないのか。「なぜ」がないから、物の本質を見逃していないだろうか。

「沖縄には米軍基地が必要だ」---------------「なぜ?」
「二大政党制がいい」---------------「なぜ?」
「規則正しい生活が健康にとって重要である」---------------「なぜ?」
「メタボは健康上良くない」---------------「なぜ?」
「宇宙には人間以外に生物が存在しない」---------------「なぜ?」
「電気自動車は環境に良い」---------------「なぜ?」

 こういう風に思いつくままに列記しても、なぜなのかわからないものだらけである。

 前述したように我々は現実を当たり前の常識と誤認し、諦めていなのだろうか。真実を見逃していないのだろうか。今日、この「なぜ」という真摯な問い(態度)が欠如している。単なる現実追認でも現実逃避でもいけない。私はこれからも「なぜ」を問い続けたい。なぜなら、私は人間だから。
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No title

いい人もいれば
わるい人もいる
そんな街を
有無を言わせずに
洗い流した大津波
なぜ

Re: No title

rippleさん、こんにちは。

> 有無を言わせずに
> 洗い流した大津波

まさしく、そのとおりですね。言葉がありません。

> なぜ

そうですね。なぜなのか考えてみます。
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団塊の世代を突っ走った田舎侍の遠吠えです。聞いてやってください。実話から世評までもろもろですが、一貫して、辛口です。

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