自己客観視

 人前で話したり講演するとあがり症の人がいる。討論会や意見交換会で自分の意見を言うのに、思うように言えない人もいる。私に限らず、普段の生活においても、人間関係においても、なかなか自分らしさが発揮できないこともあろう。その原因を考えてみると、自意識過剰というのが大きな要素となる。格好よく話そうとか、うまく話そう、自分をよく見せよう、自分らしさをアピールしようとか。自己能力以上に披露しようとする気持ちである。

 プロのアスリートの場合は、それこそ平常心でプレーすることが必須となる。コチコチになったりドキドキしたりすれば、プレーする前から負けたも同然である。アスリートに限らず、平常心をいかに持つかが一流の必要条件でもある。

 かって、メジャーリーガーのイチローと松井秀喜が平常心について語っていた。そこで彼らは、不思議なほど同じような言葉を口にしていた。「自分をコントロールできることと、できないことを分ける。そして、コントロールできないことには関心を持たないこと」というような内容であったと記憶している。

 また、プロ野球選手会長でもあった古田はこう話していた。「プレー中にピンチになると自分の肩の後ろにもうひとりの自分がいる。命まで取られるわけやないんやでと、そいつが言う」と。つまり、キャッチャーである彼は、自分の後ろの審判位置にもうひとりの自分がいて、自分を客観視していたのである。彼の師匠は野村監督ではなく、もうひとりの自分であった。

 こうした談話は平常心を持つためのひとつの方法論を諭(さと)しているといえよう。つまり、平常心を持つためには自分を客観視することが必要であると。まず、あまり自己評価を自ら上げないことである。「こんな人間で、ごめんね、ごめんね~」位の気持ちを持とう。そして、幽体離脱するかのように自分を天井に押し上げる。すると、ちっぽけな自分が見えてくる。そうしたら、すっと楽になる。真の自分が表現できる。自己客観視能力は日常生活においても役にたつと思う。
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No title

きよしさま。こんばんは♪

ちょっとプチ御無沙汰でした。

>平常心を持つためには自分を客観視することが必要であると。
>まず、あまり自己評価を自ら上げないことである。
>「こんな人間で、ごめんね、ごめんね~」位の気持ちを持とう。

うむ~~ええ言葉やねぇ。ほんまにそう思うわ。姫もあるがままで
自然体で、かっこしいを卒業しようと思ってますわ。若い時は
必要以上に背伸びしてたような気がする(今も片鱗あり)笑・・・・
あがった自分を客観的に見て、笑い飛ばすくらいになりたいね。

Re: No title

姫、私もブチご無沙汰しちょりました。

大雪じゃねぇ。

> 必要以上に背伸びしてたような気がする(今も片鱗あり)笑・・・・

いや~、姫はちょっと背伸びしてもらわんと。
その方が姫らしいかもね。

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団塊の世代を突っ走った田舎侍の遠吠えです。聞いてやってください。実話から世評までもろもろですが、一貫して、辛口です。

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