大相撲の闇

 横綱・白鵬の6場所連続優勝で幕を閉じた1月場所が昨日終了した。最近、私はあまり見ることもなくなった大相撲であるが、お年寄り(私も含む?)には今でも絶大なる人気のようである。養老ホームやひとり暮らしのお年寄りにとっては、相撲を見るのが唯一の楽しみという方も多い。

 この大相撲、朝青龍事件や賭博事件で昨年は大揺れであったが、これとは別に、大相撲の闇ともいえる八百長話は昔からある。国技である大相撲人気の復活に水を差すわけではないが、八百長は歴然として存在することを今も明言したい。誰それの具体的な告発話も昔からあったが、それによらずとも、数字を見れば一目瞭然である。それも千秋楽の星取りを見れば。

 力士は誰しも勝つことを望んでいる。とくに、その場所が勝ち越しで終わるか負け越しで終わるのかは、まさに天と地である。8勝7敗で勝ち越すことができれば番付が上がり、7勝8敗で負け越せば番付が下るという、簡単な話である。だからこそ、千秋楽にかける勝ち越しと負け越しは力士にとっての生命線である。

 ちなみに、昨日の1月場所千秋楽の勝敗を見るとしよう。千秋楽に勝って8勝7敗と勝ち越した力士は6人いる。彼らは14日目時点で7勝7敗の五分であり千秋楽の一番に勝ち越しを賭けたのであるが、その全員が勝利して勝ち越したのである。おまけに、14日目時点で7勝7敗の五分で千秋楽に負けて負け越しとなった力士はひとりもいないのである。さらに、千秋楽に負けて8勝7敗で終わった力士も6人いる。彼らは14日目時点で既に8勝6敗と勝ち越していたのだが、その彼ら全員が千秋楽に敗れているのである。

 別にこの場所だけの話ではない。千秋楽におけるこのような妙な星取り結果は今も昔も変わっていない。これは統計学的にも説明不可能な数字であり、自然の勝敗にはあり得ない事実である。八百長とわかっていて観戦するのであれば、それはそれでひとつの文化かも知れぬ。しかし、仮にも国技である。常に真剣勝負だと確信して観戦している人が仮にいるとすれば、その良心を裏切ることにならないのか。あまりにお人よしで寛容な日本人に、ただただ、あきれるばかりである。
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国技

相撲を国技などとは思わなければよろしいのです。
相撲を国技と定めた法的なあるいは歴史的事実はないようです。
明治以降それまでお寺の境内などで興行していたものを、
両国に建てた建屋をたまたま新聞(だったと思います)
で国技館と呼んだのが始まりのようです。

そもそも、行司(本来ならレフリー)すら相撲部屋に所属しているのですから、おかしな世界ですよ。
千秋楽のこの数字は当たり前の話で、
特段当事者同士間でお金が動いているというわけでもないのでしょう。
お互い持ちつ持たれつ、日本独特の精神構造を表わしていると思います。
ちなみに、僕は相撲に対する興味をずいぶん前に、
無くしています。

Re: 国技

こんにちは。

個人的に国技と思わなくとも、
誰もが「国技だから」と声高に言ってますよね。

八百長と知ってのことで、国民の大多数が知らぬ振りしているのであれば、
また、国民の多くが八百長をあえて白日のもとにしたくないと思っているのであれば、
この国民は「ことなかれ主義」の2重人格か偽善者ということでしょうか。

是は是、非は非とする明確さの欠如、これこそ、この国が世界から見放されていく元凶と思えてなりません。、
どうしたら兄貴のように、大人の考えができるのでしょうか。

こんばんは~

geotechさん
そして山猫さんも、お久です。

相撲は山猫さんが言われているように
国技ではないようですね。
文科省が認可した法人であることは
確かなようです。
国技館建設の折に賢者が「国技館」と名づけたことから
そのように言われているとも聞いています。
でも、大方国技と思い込んでいますね~
力士は相撲取りとも男芸者とも言われています。
ちなみに歌舞伎役者は、川原乞食とも言われています~
どの世界も乱れておりますネ。


Re: こんばんは~

おはようさんです。

> 山猫お兄様もお元気なご様子
> 安心しておりますル。

そうみたいで何よりです。

> 相撲は山猫さんが言われているように
> 国技ではないようですね。

知りませんでした。
だったら、何で国技、国技と言って、誰も反論しないんでしょうね。

> 力士は相撲取りとも男芸者とも言われていますね。
> ちなみに歌舞伎役者は、川原乞食とも言われています~

私も技術芸者ですぅ。


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団塊の世代を突っ走った田舎侍の遠吠えです。聞いてやってください。実話から世評までもろもろですが、一貫して、辛口です。

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