政治の復活

 日本の政治は今、停滞のどん底にある。仙石さんと馬淵さんを更迭させろとか、小沢さんを国会尋問に出せという後ろ向きな抗争に終始し、来年度予算が決まる見通しすらない。普天間問題も依然として解決の目処すらない。国家公務員改革も何ら進展しない。税制や社会保障制度の抜本見直しも据え置き。消費税議論も進まない。要するに今の政治は何も決めることができないのである。日本経済の低迷の原因はこうした政治の停滞にある。

 それでは、何も決めることができないこの政治停滞の根本原因は何か。それは、「ねじれ」に他ならない。民主党に拍手喝采をして衆議院選挙を大勝したものの、ノー天気な鳩山さんの無知・無能力・無責任・無謀によってことごとく国民の信頼を失墜させたあげく、参議院選挙で大敗したのである。その結果、衆議院は与党、参議院は野党という「ねじれ」が形成された。

 ならば、政治停滞の元凶である「ねじれ」を至急、解消するのが急務であろう。菅さんは内閣改造をもくろんでいるようであるが、このような小手先の手法ではどうにもなるまい。「ねじれ」解消の手段には上策、中策、下策があると考える。

 下策は大連立である。しかし、大連立は要するに数合わせであるから、国民すなわち有権者に対する説得力もないし、第一、問題の根本解決にならない。

 上策は憲法改正である。この際、真正面から両院制の問題点を指摘した上で参議院の権限を弱めるというものだ。しかし、参議院の3分の2の議員が自らの首を絞めて同意するとは到底、思えない。やはり、実現は非常に困難であろう。

 そこで中策なるものが浮上する。端的に言おう。「ねじれ」を解消するためには衆参同日選挙にすればよいのである。衆参同日選挙を常態化すれば極端なねじれは避けられる。ある年の衆参同日選挙で民主党が勝利し、その後、マニフェストが実行されなければ、数年後の衆参同日選挙では自民党が勝利してもよいのである。国民の多くは、要するに民主党でも自民党でもどこでもよいのである。実行力と説明力と実績で選挙毎に評価し、衆参でスムーズに審議できることを願っているのである。

 このように考えると、今政治にとって一番先にすべきは、「ねじれ」を解消するための方策ではないのか。「ねじれ」を争点にした選挙だっていい。「ねじれ」解消に今すぐ立ち上がるべきである。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

geotech

Author:geotech
geotechのブログへようこそ!

団塊の世代を突っ走った田舎侍の遠吠えです。聞いてやってください。実話から世評までもろもろですが、一貫して、辛口です。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
フリーエリア
blogram投票ボタン
フリーエリア
シニア・ナビ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR