星野哲郎

星野哲郎

 我が郷土が誇る偉大な作詞家、星野哲郎が昨日、亡くなった。85歳であった。四方を海に囲まれた山口県・周防大島出身の星野哲郎は小さい頃から海に憧れた。その思いは、商船学校を出て漁船の船員になることでかなえられたかのように思われた。しかし、病気のためにやむなく下船した。

 その無念が「船えん歌」に表現されている。兄弟船(鳥羽一郎)、函館の女(ひと)(北島三郎)、女の港(大月みやこ)などである。一途な男の歌も作詞した。柔道一代(村田英雄)、兄弟仁義(北島三郎)などである。葬儀委員長を務める作曲家・船村徹とのコンビが切ない情の歌を完成させた。昔の名前で出ています(小林旭)、みだれ髪(美空ひばり)などである。特定の歌手に限らず、いろんな歌手の歌詞を作ったことでも名高い。黄色いさくらんぼ(スリー・キャッツ)、三百六十五歩のマーチ(水前寺清子)、思い出さん今日は(島倉千代子)などなど、あげればきりがない。

 周防大島に建設された星野哲郎記念館には、えん歌ワールドが広がる。また、周防大島の小中学校の校歌を数々作詞している。周防大島には暇があれば訪れたという。それほどに星野哲郎は郷里を愛して止まない。周防大島に渡ったところにある「大観荘」というホテルには「えん歌風呂」がある。瀬戸を眺める露天風呂に「えん歌」を誰でも歌えるカラオケが備えついているのだ。真っ裸で露天にいながらにして歌う「兄弟船」は最高であった。

 「えん歌」とは、「艶歌」「演歌」「宴歌」「俺歌」と、いろいろな意味があるらしい。どれもに人間の情が込められている。星野哲郎はどこにでもいる気のいいおじちゃんであった。偉大にして驕(おご)らない気さくな性格も好きであった。ご冥福を祈る。(敬称略)
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No title

(◕‿◕✿)コン(‿_‿✿)バン(◕‿◕✿)ワ~(‿_‿Ϭ

私も女の港(大月みやこ)が、大好きで、旅行のときなどはよく歌います。
素敵な人をなくしてしまいました。

Re: No title

りすさん、こんにちは。
確か、はじめてですか~?
よろしくお願いします。

大月みやこの「女の港」、私も歌いますよ。
「みだれ髪」とか、結構、女性の歌を歌います。

機会があればカラオケしましょ。

では、では。
またお越しくださいね。
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団塊の世代を突っ走った田舎侍の遠吠えです。聞いてやってください。実話から世評までもろもろですが、一貫して、辛口です。

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