団塊モンスター

 基本的には真面目でいい加減なことが大嫌い。だけどプライドがひと一倍高く、文句言いで、悪いことにヒマが出てきた団塊のおやじのことを、「団塊モンスター」というらしい。

 マンション管理組合副理事長のSさんがその典型であった。短い逆立ちの白髪で少し赤ら顔のSさんは県のOBで私大文系の教授らしい。理事会で何か案件があるごとに、文句をまくし立てる。あまり問題ないことまで、わざわざ問題にする。私はプロですからと鼓舞して自慢話をはじめる。終いには、相手の意見をさえぎり、自分の意見を押し通す。顔を真っ赤にしてわめきたてる、その姿はまるでマントヒヒです。私も含めて既に理事の任期が終わりましたから関係ないですが。こんな人はちょっと困りものですが、私もこうして世を酷評する以上、団塊モンスターの一員かも知れない。

 逆に何もクレームをつけない人も多い。一般に若い人が多いが、団塊の世代にもみかける。こういう人は、クレームどころか向こうに落ち度があるのに抗議しないのである。何と奥ゆかしい人種であろうか。

 しかしながら、この世の中、店や企業、社会の仕組みまですべてにマニュアル化がまかり通っているから、クレームするかしないかで損得が大きく違ってくる。電気量販店の受付に行ってパソコンを修理に出すと、決まってバックアップしましたかと尋ねる。多くの人がバックアップしてないので、おずおずと持ち帰る。しかし、どうにかならないかと何度も執拗に押し問答すると、上の階の修理部に持っていけばバックアップしてくれるという。だったら、最初からそう言えよと。

 同じような例は意外に多い。店員や社員や役所はマニュアルに沿って忠実に行動している。今、お客さんが困ったことにどう対処するかという観点はない。

 このように、とにかくクレームを伝える。店や企業にしつこく食い下がることも時には大切である。ちゃんとクレームを発して食い下がればどうにかなる場合もある。日本が欧米、中国に比べてパワーがない原因は、クレームの発信とクレーム処理が日常化されていないことにある。クレームのない日常に物足りなさを感じることもある。だから、石原都知事の発言にたまにスカッとする自分がこわい。ともかく、クレームを発してみよう。そしてクレームを処理してみよう。少なくとも国にはプロによる最高の「クレーム処理」を披露して欲しいものである。


スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

geotech

Author:geotech
geotechのブログへようこそ!

団塊の世代を突っ走った田舎侍の遠吠えです。聞いてやってください。実話から世評までもろもろですが、一貫して、辛口です。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
フリーエリア
blogram投票ボタン
フリーエリア
シニア・ナビ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR