国民の失望と良識

 今更しつこいと思われるであろうが、今一度、民主党代表選を題材にさせていただくことをお許しいただきたい。

 この代表選を通じて、国民はふたつの失望を感じたに違いない。ひとつは鳩山由紀夫に対する失望であり、もうひとつは小沢一郎に対する失望である。

 鳩山由紀夫に対する失望は、出処進退をめぐる動きに関してである。かねて「首相を退いた政治家は引退すべし」と主張し、実際、引退表明の直後には「次の総選挙には立候補しない」と断言した。ところがその直後、「引退するかどうかは来年4月まで考える」と軌道修正したかと思うと、さらに、トロイカ復活にまで行脚した。

 このブレはどういう人間性からもたらされるのか。羞恥心も自尊心もない、とても人間とは思えぬ宇宙人の言動と言わざるを得ない。さきがけ代表の経験がある武村氏はこう話している。「鳩山氏は普天間飛行場の移設問題で関係者に迷惑をかけた。頭を丸めて沖縄名護市辺野古の全戸を廻りお詫びすべきだ」と。これで済むべくもない。名護市辺野古だけでなく、日本中を道中引き回しの刑にすべき戦犯である。

 もうひとつの失望は、小沢氏が代表選に出馬することに対する失望である。思い出してもみてください。政治とカネの問題で3ケ月前に幹事長を辞任したのです。その人がのうのうと出馬したのです。党員・サポーターが失望したに限らず、多くの国民有権者が失望したと思う。これも戦犯なり。

 しかし皮肉にも、こうした失望は国民の常識を醸成するのに役立ち、結局は国民の良識が勝利した結果を代表選にもたらしたといえる。
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