民主党代表選の総括

 1ケ月半の政治空白を犠牲にしてまで実施した代表選がようやく決着をみた。菅・小沢両氏の論点・争点を立候補したときから終盤選挙まで追っていると、見えてくるものがある。

 まず、菅さんは一に雇用、二に雇用、三に雇用と一貫して叫んできた。そして、雇用の基盤は新成長戦略だという。しかし、どうもこれは財務省の呪縛にのっかったものであろうことが見えてきた。菅さんの雇用論には論理性がない。成長するから雇用が生まれるのであって、雇用を生み出したから成長するわけではない。すなわち、雇用、雇用と叫ぶのなら、雇用を生み出す具体的な戦略を示さないといけない。

 次に、小沢さんは当初、随分と自信ある発言をしていたが、裏づけがない。そのうち、問い詰められると次第にボロが出てきた。普天間については妙案があるような発言から、とくに具体的な案を今持ち合わせているわけじゃないと開き直る。マニフェストの実行を掲げても、一向に具体的な財源を示さない。地方交付金の一括給付によって浮いた分を回そうとする魂胆がはっきりしてきた。しかし、これは地方への交付金の削減に他ならないことから、地方が賛同するとは到底、思えない。消費税についても、終盤には検討してもよいとまで変化する始末である。要するに、小沢さんの政策は底が浅いということが見えてきた。

 それにしても、小沢氏を支援してきた石原都知事の選挙結果に対する発言は、はなはだ腹だたしい。「大差で菅氏が勝利しましたが・・・」という記者の質問に対して、「何が大差だ。国会議員の得票数は僅差だろ。永田町と国民の意識のズレだよ」と放言する。この人は何を言っているのか。国民の意識や判断は間違いだと言いたいのか。国民主権ではなく永田町主権であるべしと言いたいのか。発言内容もそうだが、この人の傲慢な発言態度が鼻持ちならない。

 いずれにしても、円高、雇用問題、経済再建、普天間と難題をかかえた菅丸の船出となる。願うべきは、選挙後の菅氏の演説にあるように、命をかけて政治を実行していただきたいものである。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

geotech

Author:geotech
geotechのブログへようこそ!

団塊の世代を突っ走った田舎侍の遠吠えです。聞いてやってください。実話から世評までもろもろですが、一貫して、辛口です。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
フリーエリア
blogram投票ボタン
フリーエリア
シニア・ナビ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR