あるから論とあるべき論

 現実に起きていることや実態があるからそれを容認する。仕方ないと思い、従うべきだと考えるのか(あるから論)。いやいや、それは筋が通ってないしおかしい。そもそもこうあるべきだと異論を唱えるのか(あるべき論)。おおむね議論は大きく分けてこのように2分される。平たく言うと、現実論と理想論ということになる。

 年をとれば守りに入り現実論者が多くなり、現実に疎い若者は理想に走るというのが常識であったように思う。安保闘争時代において理想論を唱える学生と現実論で阻止する国の抗争がそれを象徴する。しかし現代社会において、意外にも若者に現実論者が多く、団塊の世代にあるべき論を唱える者が多い。団塊の世代は年だけ重ねて考え方はそのままスライドし、若者は時代の閉塞感から現実を容認することを余儀なくされたのか。

 そこで世代を超えた若者と団塊の世代では議論がかみ合わない。現実社会においては、この両者のバランスが問題となる。現実ばかり見据えては何の改革も生み出されないし、理想ばかり追い求めてもこれまた破綻する。若者が若者らしく、はつらつとがむしゃらに、あるべき論を唱え、中高年層が経験を糧として、自信をもって現実と理想の狭間を埋める議論ができる時代にならないものか。
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団塊の世代を突っ走った田舎侍の遠吠えです。聞いてやってください。実話から世評までもろもろですが、一貫して、辛口です。

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