黄昏の抗い






 なにが不満というわけでもない。贅沢してないが今の恵まれた余生に満足もしている。それなのになぜなのか。


 ときどきは外で美味しいものを食べたいと思う。でも、家で食するひじきやごぼう、白菜の漬物の生活に馴染んでいる。それなのになぜなのか。


 たまに旅に出たいとも思う。だが、馴染んだこの地でゆっくりと過ごすのが心地いい。それなのになぜなのか。

 高望みしているわけでもなく、今の生活に満足している。それなのに、これでいいのかと、ふと思う。


 負けたくないとがむしゃらに頑張ってきた人生。大方は勝利したと自負する。だが、今思うと、そんなことは価値のないことだと思う。


 お前は現状に満足していいのか。お前はほんとうに、この人生でやり残したことはないのか。そう、自問自答する。


 紳士ぶった顔して、実は私は不道徳者だと思う。偉そな振りして、さして頭も良くなく、さりとて腕力も体力もない。臆病者で、それでいて片意地を張る。


 この歳にしてまだ地団駄踏み、歳をかえりみずにまだなにかリアクションを興そうとしている。まだ燃焼しきれてないと見栄を張る。


 心の中で叫ぶ。畜生!畜生!と。世間や社会や人に対してではなく、自身の不甲斐なさに対して。夢や目標を忘れようとしている吾に対して。そして安穏としている自分に対して。そういう自分が悔しいのです。涙がでるほど悔しいのです。


 行き着くところ、一体、人生にとって一番大切なこととはなんだろうか。



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団塊の世代を突っ走った田舎侍の遠吠えです。聞いてやってください。実話から世評までもろもろですが、一貫して、辛口です。

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