風が運ぶしあわせの花





そういえば、玄関先にカラの植木鉢をひとつ置いていた。その鉢に1本の雑草が生えていた。

日照り続きの猛暑のあと、風台風が到来して数日後の朝のこと。

気にも留めずに放置してさらに数日後、鉢の雑草がムクムクと背を伸ばし、特徴的な細い葉を備えた立派な茎に成長していた。

よくみると茎の先端につぼみがある。そして明くる日、なんと黄色い花1輪が咲いた。



ケフナ




なんという名の花だろうと、フェイスブックに問いかけた。

間髪入れずに、お友だちのお花の先生から「ケフナでないかしら」と返答があった。

聞き慣れないこの名を早速調べたら、そのとおり「ケフナ」であった。


この「ケフナ」、アオイ科ハイビスカス属の一年草で別名をホワイトハイビスカスと呼ばれているそうな。

もともと西アフリカ原産と言われており、古くはエジプトのミイラの包帯にも使われた植物という。

皮の部分、芯の部分が全て紙の原料として利用できる最適な非木材資源とされているそう。

二酸化炭素の増加を抑えて土中の窒素やリンを吸収する環境浄化能力に優れた性質を有するという。


わが家に飛来した「ケフナ」は毎朝1輪、ハイビスカス風の黄色い花を開花し、夕方には閉じた。

そして明くる日、別の1輪が開花する。それを繰り返すこと2週間、ついに「ケフナ」の開花は終わった。


どこから飛んできたものかわからない。おそらく台風の風が運んできたものだろう。

それも、よりによって格好のカラの植木鉢に。

成長がすこぶる早く、惜しみなく1輪咲いては閉じる、その咲きっぷりは見事であった。

なんだか不思議な気がする。秋到来を知らせる台風の贈り物が教えてくれる。

「ケフナ」のように、強く、逞しく、真っ直ぐに、潔く生きなさいと。



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元凶は建築家の奢りにあり






 横浜のマンションが傾いた事件のとき、私は拙ブログにおいて建築と土木の歪な関係が根本にあると訴えた。


2014年6月10日------------http://geotech.blog134.fc2.com/blog-entry-743.html
2015年10月15日----------http://geotech.blog134.fc2.com/blog-entry-826.html


 今回の豊洲の件についても根本原因がそこにあると確信する。一般の人にはわからないかも知れないので、建築と土木の関係について少し説明する。


 マンションや今回の豊洲市場などの建築物を扱う技術者は、「上物(うわもの)」と呼ばれる建築物本体の設計に携わる技術者(一級建築士)と基礎を扱う技術者(技術士)に分かれる。所謂、前者が「建築屋」であり後者が「土木屋」である。建築屋は難しい構造計算をこなせる構造屋としてのプライドがある。一方、土木屋が取り扱うのは地盤の他に、環境、地下水など多岐に渡り、構造物の安全性の基礎は我々が担うというプライドがある。しかし社会の評価は一般に建築屋の方が高く、建築屋の独壇場になることもしばしば。極端な話、土木屋から上げられた基礎に関するデータを無視して建築屋が設計していることを私は日常的に見てきた。


 今回の豊洲の建物地下空間の問題を聞いたとき、ははぁ~、これだなとピンときた。誰がいつ決めたかと犯人探しをしてもそれはおぼつかないだろう。専門委員会の提言のもとに土木屋が決めた盛土案を、建築屋がいとも簡単に修正して進めてきたものと考えるのが妥当である。


 建築と土木の意思疎通というか歪な上下関係。建築と土木を総括する組織のないこと。さらに全体を監理するトップがいなことが原因である。今回の豊洲市場の大問題は、建築屋の奢りが招いたとんでもない負の遺産と睨んでいる。




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団塊の世代を突っ走った田舎侍の遠吠えです。聞いてやってください。実話から世評までもろもろですが、一貫して、辛口です。

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