入学の季節に思う







 朝駆け、夜なべが続いた3月の繁忙期を過ぎ、今はぽっかりと穴が開いたような空虚な時を過ごしている。気がつけば、いつの間にか春の装いとなり、桜が開花し、世の中は新しい年度を迎えて準備が進んでいる。


 娘の休日勤務に合わせて、わが家でお泊り保育を続けてきた孫娘も6歳となり、ようやく保育園を卒園し4月から小学生となる。それに合わせて、ランドセルや学習机、制服と準備してやったが、これらがどれもこれも随分と高価なのに驚いた。


 例えば制服は安いものでも3万円代、高いものになると8万円代である。オーストラリアやニニュージーランドから輸入した生地を、丈夫で長持ちさせるため国内で丁寧に縫製するから高価になるらしい。その制服が買えない人が多いため、地域によっては使い古したものを新品同様に再生して新品の半値以下で売っていて、これがすこぶる盛況なのだ。


 小学校の新1年生は学問の最初の門出。制服にしてもランドセルにしても、せめて新1年生にはみなに等しく与えたいと切に思う。制服もランドセルも買ってもらえなかったわが身だからこそ余計にそう思うのかも知れない。今時の若い夫婦は共働きが普通であり、シングルマザーも多い。四苦八苦の生活の中でも、わが子の門出を祝ってやりたいのは誰も同じ。みなに等しく祝ってやれる仕組みはないものか。


 先日、待機児童に関するSNSの投稿が世間で話題となり、国会でも取り上げられていた。投稿記事は短絡で乱暴すぎる表現であるが、その気持ちは痛いほどわかる。一億総活躍社会の実現のためには、まず働く女性のサポートが第一ではないのか。東京オリンピックも北海道新幹線もそれはそれでいい。新国立競技場建設費を少し削るだけで、待機児童の問題は解消され、新1年生への制服とランドセルの無償配布が実現するのに。一億総活躍社会の実現というスローガンは一体、、何なのか。




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団塊の世代を突っ走った田舎侍の遠吠えです。聞いてやってください。実話から世評までもろもろですが、一貫して、辛口です。

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