季節の移ろい、歳の移ろい






 日が短くなったなぁと感じはじめて、幾日経ったろうか。思う間もなく冬至を迎え、これからは駆け足で年末に突入し、あっという間に年を越すことになる。

 年々歳々この時期を迎えるたびに、年の瀬の気ぜわしさをあまり感じなくなってきている。昔みたいに賀状を早くから準備しなくなった。いただいた方にだけ、心を込めて手書きの賀状を出すのも乙なものだ。形だけの賀状のやりとりはもう止めたい。正月には家族が集り賑やかになるが、万端の備えはしなくなった。普段着で迎えよう。その方が、迎える側も迎えられる側も気楽だろう。

 この歳になると、冬の情景も捨てたものではないと感じるようになった。爛漫の春も灼熱の夏も、それはそれで好きだが、セピア色のこの時期もいいなぁと思う。

 身包みを削ぎ落とされた冬木立は、私にとっては憐れみの象徴ではなく、屹立とし開き直りを感じる。木々の枝は寒々とした天に向かい、挑戦的である。舞い散る落ち葉も役割を終えて小躍りしている。

 これまでの人生、長い間、突走ってきた。あくまでも強気で、泣き言を言わず、前ばかり向いてきた。でも、そろそろ立ち止まってもいいかなと思う。時には弱音を見せてもいいかなと思う。しかし、信念を貫き挑戦する気概だけは持ち続けたい。

 年の瀬の情景を感慨深く眺め、人生の今後の生き方と重ねる私がここにいる。




  本年のブログはこれにて終了します。本年もおつきあいくださりありがとうございます。
 来年が皆さまにとって良い年であることを祈ります。


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騙し騙しの暮らし






 私にとってパソコンは仕事柄、命である。地質図から何からすべて電子納品の時代になっているから、やむ終えない。手書きの地質図に色鉛筆で着色し、ときに図面に汗が滲んだ味わい深い作品をこよなく愛する私であるが、今では情緒も遊び心もないパソコン作品を押し付けられている。とんだ時代を迎えたものだと、ひしひしと昔を懐かしむ昭和の男である。

 それでも時代に乗り遅れまいと、というか仕事を続けるために仕方ないのであるが、一生懸命、パソコンのソフトを勉強してきた。しかし、ハードはどうにも手が負えない。それにこれも仕事柄だけど、どうしてもXPが手放せない事情がある。専門ソフトによってはXPでないとうまく作動しないものがあるからだ。ましてや最近の64ビットになると、所有する専門ソフトの多くが作動しない。パソコン本体からアプリケーションまですべてシステムを一新すれば済むのだが、そのような財力もない。ということで、何台かはXPを搭載したまま使用し、セキュリテイーの関係からネットは7と8に限定して使用し、常時、3台以上のパソコンを駆使して作業を行っている。まるで株トレーダーのような勤務形態であるが、やってる中身は大したことない。



パソコン
(写真は私の執務デスク)



 ところが最近、最も使用頻度が高いXPを搭載したメインのパソコンが突然落ちた。何の前触れもなく。ある日正常でもあくる日はわからないのがパソコン。同じ作業が今日できて明日できないのがパソコン。何の前触れもなく突然にトラブルが発生するのもパソコン。パソコンは女子より扱いが難しい。DELLに電話するも補償期間は過ぎているし、交換部品もなく修理不能という。それでも食いついてなし得る策を聞き出し、恐る恐る本体カバーを開けて改善を試みた。その結果、なんとか再起動することができた。

 今では腫れ物に触る思いで、恐る恐る、騙し騙しパソコンを使用している。考えてみれば、パソコンに限ったことではない。この歳になると、老いた自身の身体も、クサレ縁の人間関係も、使いこなした車も道具も、すべて騙し騙し相手の機嫌を伺いながら使っている。騙し騙しとは、相手を見守りながら、相手と相談しながら、時間をかけてゆっくりと対話することに他ならない。すなわち、忍耐と優しさの我慢比べでもある。騙し騙しの日々の暮らしは人生終盤の修行の日々と心得る。



情報という名のテロ






 パリ・同時テロに関連して、新聞各紙やテレビ報道各社は異口同音に「テロは許せない」「対テロに国際連帯せよ」といった趣旨の内容を報じている。そして実際、「テロは許せない」という共通認識を各国が共有する動きが見られる。また最近のロシアとトルコの一件についても、最低限度の冷静さによって一発触発は免れそうである。

 それではテロを撲滅するために、世界は何をなすべきか。テロ集団を壊滅する作戦として既に仏軍は空爆を再開し、各国もそれに同調する姿勢である。しかし、果たしてそれでテロは撲滅できるのか。たまたま朝日新聞の川柳に目が留まった。「やるやられ やられたらやる やられる」復讐という負の連鎖で何が解決するのか、はなはだ疑問に思うのである。

 テロ対策もさることながら、それ以上に気になるのがテロに関する怪情報である。その怪情報とは、一言でいえば今回のテロは陰謀による偽装(やらせ)だというものです。おまけに「9.11テロ」や「ボストンマラソンテロ」も同じく偽装(やらせ)だという。その根拠なるものをグダグダと記載しているが、どれも決定的なものではない。

 陰謀説、やらせ説の発信のソースは日本国内外を含めて概ねインテリジェントである。国内では医師などの知識階級である。知識階級人がまことしやかにフェイスブックやツイッターなどで語るものだから、「いいね」「そうだったの」と賛同し、瞬く間にシェアーによって情報拡散している。

 もしこの怪情報が事実あるいは事実に近いものであったならば、国家が軍事産業の隆盛のために国民を殺害していることになる。また、なぜこのことが国際的に問題視されないのか。これは情報という名のれっきとしたテロである。怪情報のソースたる者はSNSという手段ではなく、堂々と出てきて情報の信憑性について的確に語るべきである。そして我々は溢れる情報の信憑性を冷静に審査する力を持たねばならない。




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団塊の世代を突っ走った田舎侍の遠吠えです。聞いてやってください。実話から世評までもろもろですが、一貫して、辛口です。

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