父から息子へのメッセージ(その一)

 息子が中学一年の時、中学校の担任から呼び出しがあった。何でも、息子がタバコを盗んだので、保護者も一緒に学校に来てくれと。

 とる物もとりあえず校長室に赴くと、広いテーブルに校長先生や教頭らしき人、担任らしき先生(あまり参観日に行ったことがないので顔を知らない)、生活指導の先生とおぼしき先生たちが着席していて、その中に小さくうずくまる息子を見つけた。

 息子の横に着席すると、まるで警察の事情聴取のような雰囲気で話が進んだ。どうやら、タバコを直接、盗んだのは息子ではないこと、息子は見張り役をしていて、数人のグループのしわざであることなどが判明した。

 息子の証言によりそのことが明らかにされると、その席で私は隣の息子に問い詰めた。

 「お前、なぜ見張り役をしたんだ? 盗むんだったら、どうして自分が先頭になって盗まん?」さらに、「お父さん情けないよ」・・・と。てっきり叱られると思った息子は、伏せた顔を上げてきょとんと私を見つめた。

 直後に、「お父さん、何てことを・・・」と、絶句する先生方の一様に威嚇する顔が私を注視した。
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団塊の世代を突っ走った田舎侍の遠吠えです。聞いてやってください。実話から世評までもろもろですが、一貫して、辛口です。

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