糖尿予備軍の奮闘記






 毎年の健診の結果、ここ数年、糖尿病予備軍と診断されてきた。ついでに、高血圧も指摘されるまでもなく自認している。一昨年、糖尿内科にかかって食事療法を勧められた。若くて美しい女医のお言いつけをしっかり守って奮闘したら、みるみるうちに回復し、もう来なくていいと女医に言われた。もう会えないショックでまた生活が乱れた。


 その後どの位の数値なのか、かかりつけ医で検査したら、案の定、糖尿病予備軍に舞い戻っていた。若くて美しい女医ならずとも、ここは対策を打たねばと重い腰を上げた。まず、タップリの野菜を先に食べる。次にご飯を白米と五穀米のブレンドにし、ご飯の量を2/3に減らした。それを10日間実施して再度検査したら、血糖値は半減していたがHbA1cの値は0.1の低下に留まった。そりゃそうだわ。その日その日の血糖値は下げれても10日やそこらではHbA1cは下がらない。つまり生活習慣を継続的に変えないと。


 悪しき生活習慣の最たるものは飲酒である。いくら二日酔いの日でも夜になると酒が飲みたいと思う。これこそが正真正銘の依存症の証である。では、どうしたら酒の量を減らせるかと、いろいろ考えた。そうだ、わが家の居酒屋がタダの飲み放題ってのがいけないのだと、1杯飲むごとに小遣いから百円を貯金箱に入れるようにした。自分で稼いだお金で買ったお酒にお金を払って飲むなんぞ、酒税の二重払いのような気がして、もったいないと思う。そう思うことこそが抑止力なのだ。


 わが家の居酒屋が飲み放題から有料制に変わってから、確実に酒の量は減った。有料制に加えて1杯の酒量を分かり売りにしたからだ。白米と五穀米のブレンド米も継続しているが、ときどきは白米も食べたいと思う。そこで調べに調べて、糖分をカットしてくれる炊飯器を見つけた。


 この炊飯器、炊飯して米から出てくる糖を含んだ研ぎ汁のような湯汁を下の桶に落とし、最後に蒸すというメカニズム。そのため、メッシュのある内釜と炊飯する外釜に分かれており、湯汁を落とす桶が下にあり、その結果、胴体がでかい。糖分を33%カットするというキャッチフレーズに引き寄せられて注文した。何でも注文生産らしく、実際に商品が届いたのは発注から2ケ月後であった。


 恐る恐る梱包を開けて炊飯器を取り出す。やはりデカい。とてもレトロである。ガチャとか切り替えの音大きく、炊飯時もいろんな音がする。湯気がでる。細かな設定はできない。保温は2時間まで。そうした不便も手間も糖質カットのためだったら仕方あるまい。ところで糖質33%カットというのは本当なのか。実験データをよこせと頼んだが梨のつぶて。恐らく企業秘密とかなんとかで非公開だろう。ここは信ずるものは救われる精神に切り替えた。さて肝心なお味であるが、これはまずまず。33%の糖質カットだから67%の旨みと考えればよかろう。糖質33%が本当かどうか、結果は2~3ケ月後に判明するであろう。




カット炊飯器-1

カット炊飯器-2
スポンサーサイト

ラジオ生活





 ラジオから流れる穏やかな音の調べを、聴くでもなく聴かぬでもなく、徒然に日記などしたり、読書などしたり、料理などしたり、そんな時間はとても贅沢で優雅なことである。そのことに、この歳になってようやく気づいたのです。


 というのも、私はこれまで、暇さえあればテレビをつけ、走馬灯のように点いては消え、消えては点く画像を、右から左へ官能的に追っかけるテレビ信者だったのです。連呼するけたたましいコマーシャルの数々と全く無意味で低俗なバラエテイーの数々を、無機質な感覚でただただ流していたのです。最近、テレビがつまらないなぁ、そういう想いがラジオ生活のきっかけです。


 ラジオの調べはあくまでも穏やかであり、見る必要がありません。別の作業をしながら、必要な情報をキャッチし、不必要な情報を聞き流す訓練ができます。相撲中継にしても野球中継にしても、人も動きを想像できます。言葉の大切さ、言葉の背景にある情感、景色などを想像することができます。その訓練は脳を刺激し、脳の活性化に役立つのです。ゆったりとした時間の流れの中で、自分自身を見つめ直すことができます。ラジオの緩やかな調べの中で、今日の行動や気づきや反省を日記にしたためることは、老いらくの人生にとってとても大切なことだと思うのです。



メンテナンス月間




 超繁忙の年度末3月期を何とかやり終えた。落ち着いたところで、そろそろ山開きをしようと3ケ月振りに山小屋に行った。井戸を水源とする水道の元栓を開放したところ、室内からシャーッという水の音がする。慌てて室内に入ると、風呂場のシャワーカランから猛烈な勢いで水が出ていた。どうやら凍結によって破裂したらしい。ここに住む方の話では、何でも今年の寒冷は厳しく-15℃を記録したとか。


 年度末にフル稼働したせいか、最近、私の身体とともにパソコンも悲鳴をあげている。最も古いXP仕様のDELLはついに立ち上がらなくなった。DELLサポートに電話したら、最初は懇切丁寧なアドバイスを受け、とりあえずカバーをはずしてボタン電池を交換してみた。それでも回復しないのでもう一度DELLサポートに電話したら、今度は中国人らしいアドバイザーが電話口に出てきて、無味乾燥な返答しか返ってこず、最後は「基盤がだめになっている」と死の宣告で突き放される。それでもと気を取り戻し、パソコン工房に持ち込みワンコイン(500円)診断を受けたところ、15分の診断で回復した。なんだこりゃ。


 4月に入って早くも桜が満開になると、急に暑くなった。つい最近までダウンを着て室内暖房していたのに、4月に入ったとたんに半袖姿でいれる。真冬から一気に初夏が来た感じである。慌てて、布団の敷毛布を取っ払い、冬物から春ものに衣服の入れ替え整理をする。


 会社の引き出しを整理していたら、昨年の健康診断書が出てきた。「糖尿の兆候あり要再検査」とあった。忙しいことをいいことにそのままにしていた。思い立って受診したところ、やはり糖尿病手前の状態であった。食事療法をするようにとの指示を受ける。これまでも、たっぷりの野菜を最初に摂るなど食事には気を使っていたが、今後は好きな日本酒を控え、白米を五穀米に変更する。また、新商品の糖分カット炊飯器を購入する。


 そうこうしていると、歯医者から3ケ月に1度の定期検診のしらせが届いた。4月で大阪に転勤になるという友と別れた。入院の友を見舞った。4月は何かと人の出入りが多く、季節の変わり目に身体も機械も変調をきたす。人はいつも活動的であり続けることはできない。どこかで休息が必要であり、メンテナンスが必要である。どうやら、4月は私にとってメンテナンス月間のようである。



雪こもごも






 このところ日本列島は大寒波にすっぽり被われ、各地で雪による被害が続出している。中でも首都圏は、大雪によ道路の渋滞、立ち往生、電車の遅れや乗車混雑などで、首都圏全体がマヒして大混乱に陥っている。


 そんな話をしていたら、雪国の友からお叱りを受けた。「ともかく、ちょっとした雪で騒ぎすぎ」「首都圏で雪が降るとなぜあんなに大騒ぎするのか」「そもそも冬は雪が降るもの」などと、冷ややかにあしらわれた。そればかりか、「首都圏の雪のニュースを聞くたびに雪国の人はみな怒っている」とも。


 雪国の人がみな怒っているかどうかは分からないが、雪国の人からすれば、そんな程度の雪でなぜ大騒ぎするのか、こちらはその何十倍もの雪を冬中背負って、それでも黙って生きているのだ。そうした自負がじわっと怒りにこみ上げているのだろう。日頃無口な雪国の人らしい表現である。


 しかし現実に首都圏は大混乱になっており、このことが首都圏の生活のみならず、日本全体の流通と人の流れや株価にまで大きな影響を与えている。だから、大騒ぎしてもやむなしと、雪国でない人は考える。問題は、この程度の雪でライフラインがストップするという首都圏の弱さにある。


 雪国の人と雪国でない人で、雪に対する感じ方が違う。同じように、富める人ととそうでない人、健康な人ととそうでない人など、立場や状況によって人の感じ方は大きく違うものである。違って当然であり、それはそれでいいのだが、違う立場の人のことを誤解したり先入観で見ることが多々ある。


 雪の話のついでに、暑い寒いの話を例にしよう。私は広島に住んでいて、雪国の人から、冬でも暖かくていいねぇって、うらやまれる。しかしそれが違うのだ。西国には床暖房がないのだ。エアコンもすべての部屋にはないのだ。リビングを暖かくしても、廊下もトイレも洗面所も台所も寒いのだ。逆に北海道のお宅に行って寒いと思ったことがない。どの部屋も完璧にセントラルヒーチイングしているからだ。冬の北海道のホテルは暑くて汗が出る。なぜこんなにまで暖房しないといけないのかと女将に聞いたところ、北海道ではお客さまに少しでも寒い思いをさせないのが風習になっているからだと。


 ついでに、広島は雪がなくていいねぇと言われる。とんでもない話である。広島県は中国地方で一番スキー場が多いのだ。九州や関西の各地からスキーヤーがやってくる。自宅から車で45分のところにある山小屋は、冬は凍結対策してクローズしている。水道の元栓も駐車場も全面雪に被われている。何年か前は雪の重さでテラスが崩壊したこともある。広島市内から車で2時間も走ればどこも銀世界。北広島町というところは豪雪地帯で、例年1m以上の積雪である。


 雪や寒さの自慢をしても始まらないが、隣の芝はよく見えるものであり、ほんとはあまり知らないのが隣なのかも知れない。



牛乳は万能薬か毒か







 一般に物の見方には相反するものが存在する。それはもはや世の趨勢であるが、日常生活に深く関わりないことであれば、気にしないでやり過ごせる。しかし、日常生活に深く関わること、とりわけ口にする食品と健康については多くの人が関心を寄せる。


 しかし、その食品と健康に関しても真逆の意見が多く氾濫し、多くの人を悩ませている。その典型が、「牛乳は万能薬である」という意見と「牛乳は毒である」という相反する意見である。この牛乳と健康の問題を例に相反する意見の論点を整理し、我々はそれにどう対処したらいいのか考えてみた。なお、記述は関連する論文および記事から引用したが、出典については割愛していただく。


 まず、正論ともいえる「牛乳は万能薬である」あるいは「牛乳は健康によい」という意見である。“正論ともいえる”と記したのは、我々は小さい頃から牛乳を飲み、それが良いことだと信じてきたからである。この意見の理由をまとめると、概ね以下のとおりである。


体に良い理由① 基本栄養素
 牛乳は約87.4%が水分、たんぱく質が約3.3%、脂肪が約3.9%であり、残りの約5.4%がビタミンとミネラルなどからできていて、人間が必要とされるほとんどの栄養素を含んでいる。また、牛乳はカルシウムが豊富であり、牛乳を飲むと骨が丈夫になる。

体に良い理由② 乳糖の効果
 乳糖は乳幼児の発育にとって大きな関わりのある栄養素である。乳糖は体を支えるエネルギー源として、人間の脳や神経の発達に不可欠である。また、カルシウムや鉄分の吸収を促進したり、体温の維持や腸内の乳酸菌の管理を行う。

体に良い理由③ ビタミン補給源
 手軽に飲める牛乳はビタミンの補給源として役に立つ。

体に良い理由④ 改善効果
 牛乳を飲むことで、肩こり、胃痛、胸焼け、貧血、風邪、不眠などの改善効果があるという。

体に良い理由⑤ 死亡率を下げ寿命が長くなる
 この意見の元になっているのは、「アンチエイジング・バトル最終決着」の著者である坪井一男(慶応大学医学部教授)さんの論文です。全国10万世帯の牛乳摂取量とその地域の死亡率の関連を調査した結果、牛乳を飲む人のほうが寿命が長いという研究結果である。

体に良い理由⑥ 尿酸値を下げる
「尿酸=悪いもの」ではない。尿酸は本来、抗酸化力が高く体内の炎症を抑える大切な物質なのです。ただし尿酸が尿と一緒に排泄されにくくなり体内に蓄積すると、結晶に変化して骨にこびりつき痛風発作という痛みが起きる。1日にコップ1杯の牛乳を飲むだけで痛風の発症率が43%ダウンしたというデータもある(出典:「ためしてガッテン」過去放送)。


 これに対して、「牛乳は毒である」あるいは「牛乳は健康によくない」という意見の理由をまとめると、以下のとおりである。

体に悪い理由① 原理的な問題
牛乳の原料は牛の血液である。したがって、牛乳を飲むということは、違う生き物である牛の血液が人の血液に混ざってしまうことになる。輸血と違ってすぐに症状が出ることはないが、毎日牛乳を飲むことで徐々に体に影響が出てくるといわれている。地球上の生き物で、大人になっても牛乳を飲んでいるのは人間だけであり、自然界ではとても不思議なことと言われている。

体に悪い理由② 異種タンパク質
 牛乳を飲むということは、体内に人間のタンパク質と組成が違う異種タンパク質を入れることになる。異種タンパク質はそのままでは吸収できないので、アミノ酸に分解して無毒化し、人間と同じ組成に作り変えた上で体内に吸収される。つまり、動物性食品でタンパク質を摂取した場合は体への負担となる。

体に悪い理由③ 乳糖(ラクトース)
 牛乳は、日本人の体に合わない食品と言われている。牛乳を飲むとお腹がゴロゴロする、下痢をするという症状は、乳糖(ラクトース)が原因とされている。乳糖(ラクトース)を分解するにはラクターゼという酵素が必要だが、酵素を体内で作れる日本人は10%程度であり、このことが、牛乳は日本人の体に合わない食品と言われる所以である。

体に悪い理由④ 高カロリー
 牛乳はカロリーが高く、乳製品の摂取による糖尿病や前立腺癌などの因果関係が報告されているようです。また牛乳には飽和脂肪が多く含まれていて、その量は牛乳1本でフライドポテトと同じくらいとされている。

体に悪い理由⑤ 化学物質
 牛乳を良く演出するため、商業用の牛乳には成長ホルモンや抗生物質など大量の化学物質が含まれていると言われている。

体に悪い理由⑥ アレルギーの要因
 牛優はピーナッツに次いでアレルギーを引き起こす要因とされていて、日本人のアレルギー患者の約45%が牛乳アレルギーと推定される。牛乳の種類に関係なく、すべての牛乳には59種類のホルモンが含まれていて、アレルギー反応の要因になっているとも言われている。そして、「牛乳は骨粗鬆症を招く」「給食の牛乳によってアトピー性皮膚炎になった」「花粉症になった」などの意見もある。昭和33年に学校給食に牛乳が取り入れられ、数年後からアレルギー、アトピー、喘息が急に増え始めた。

体に悪い理由⑦ 牛乳は骨を弱める
牛乳に含まれるカルシウムは仔牛向けなので、分子が大きく人間には吸収され難い。それどころか、牛乳にはリンが多く含まれる(母乳の6倍)ため、骨のカルシウムは溶け出し、リン酸カルシウムとなって体外に排泄される。したがって、牛乳を飲めば飲むほど体内のカルシウムが減少する。また、牛乳の飲み過ぎによりカルシウムが奪われ虫歯になり易くなる。牛乳を毎日飲んでいるアメリカ、スウエーデン、デンマーク、フィンランドで股間節骨折と骨粗鬆症が多いのは牛乳の摂り過ぎが原因だと考えられている。昔の日本人は牛乳を飲む習慣がなかったので、骨粗鬆症はなかったとも言われている。骨量測定調査によると、牛乳をたくさん飲む人ほど骨量が少ないことが証明されているという。



 以上の「牛乳は体に良い派」と「牛乳は体に悪い派」の理由を吟味すると、理由が曖昧なものが多い。“--------と言われている”、“--------という”という表現そのものが根拠が明確でないことを示す。また、「牛乳は体に良い派」の「これこれの栄養素が含まれているから体によい」というのは単純すぎるし、「改善効果や寿命が長い」についてもデータの信憑性に欠ける。また「牛乳は体に悪い派」の原理的問題についても、なぜそうなのかという科学的論拠が示されていない。結局のところ、「牛乳は体に良い派」と「牛乳は体に悪い派」の相反する論点は、「カルシウムの効果」に関してである。「牛乳は体に良い派」の“牛乳はカルシウムが豊富であるから骨が丈夫になる”とは単純すぎるので、「牛乳は体に悪い派」の方が説得力がある。




牛乳2




 以上の例のように、相反する意見を目の当たりにしたとき、その論点を整理し、不確実性や信憑性を吟味すれば、相反する意見の根源がどこにあるのかが見えてくる。また、あまりに一方的な物の見方にも注意したい。牛乳の件についても、牛乳が体に良いと宣伝して日本に定着させた理由として、アメリカの畜産農家を守るための政治的圧力だと主張する医師もいるが、それとて、一方的な物の見方であり、それであればその論拠を示さなければならない。


 「牛乳は万能薬である」も「牛乳は毒である」も、どちらも極論と言える。食品に関しては、妄信して極端に過度な摂取をしないこと、いろいろなものをバランス良く摂取すること、そして何より、体に良いものを摂取することより体に悪いものを摂取しないことに限る。そして人の意見を鵜呑みにしないで自身で苦労して調べることが大切である。ちなみに牛乳に関して、私はあまり体に合わないので飲んでいない。代わりに、大人の粉ミルクを通販で購入して飲んでいる。




プロフィール

geotech

Author:geotech
geotechのブログへようこそ!

団塊の世代を突っ走った田舎侍の遠吠えです。聞いてやってください。実話から世評までもろもろですが、一貫して、辛口です。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
フリーエリア
blogram投票ボタン
フリーエリア
シニア・ナビ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR